放浪ブログ

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【つぶやき】業務のミスを防ぐには、仕組みが重要!

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コンサルタントとして日々仕事をしているといつも感じることがあります。

 

なぜ、こんなに現場で新しい業務運用が定着しないのか?

なぜ、こんなに業務のミスが多いのか?

 

私はコンサルタントという立場からクライアント企業を見て感じますが、視点を変えると自分の部下や組織に対しても同じことを感じます

日々の自分の業務を見直してみると、業務ミスのリカバリを行うという業務が少なからずあるという事実が発覚しました。

本来はやらなくていいはずのことですが、、、

 

では、どうすれば業務のミスを減らせるのか?かなり壮大な視点になりますが、私なりの考えを共有します。

ぜひ就職活動や転職活動でのアピールポイントや、もしくは今の仕事で役に立てば幸いです。

事例紹介:業務ミスを防いだ素晴らしい仕組み

私が最近知った、業務ミスを事前に防いだ事例がありますので、紹介します。

舞台は冷戦中のソ連。しかもキューバ危機という核戦争間近に迫っていた想像を絶するような緊迫した状況下で起こりました。

ソ連の潜水艦を見つけたアメリカ軍が浮上を促すミサイルを放つ

キューバ危機という緊迫した状態で、アメリカ軍が上空からソ連の潜水艦を発見します。

そしてソ連側には事前に伝えていた、『ミサイルを放つのは浮上を促すサインだ!』の意味で、ミサイルを海に向かって放ちました。

 

しかし、ソ連の潜水艦内部の人たちにはその意味が伝わっていませんでした。

ソ連の潜水艦の艦長は、ミサイルが”打ち込まれ”、戦争が始まったと誤認してしまいました。

核魚雷を放つ準備を進めるソ連潜水艦の艦長

戦争が始まったと誤認したソ連潜水艦の艦長はすぐに核魚雷発射担当者を呼び出し、核魚雷を放つように指示しました。

つまり、核戦争を勃発させる指示を実際に出していました。

核魚雷発射するまでの承認プロセス

しかし、核魚雷の発射を行うためには艦長の承認だけでは発射が許されていませんでした。

艦長と、”副艦長”の二人の承認が必要でした。

戦争が始まったと誤認し、核魚雷発射を急ぐ艦長に対して、副艦長は、

 

もし本当に戦争が始まっているなら、アメリカ軍はこのソ連の潜水艦を沈めることができたはず。

なのに直接攻撃はせず、沈めなかった。

つまり何か他に意味があるのではないか?

 

と冷静に判断し、核魚雷発射を承認しませんでした。

副艦長の冷静な判断で核戦争を回避

副艦長が冷静な判断を行ったことで、ソ連の潜水艦は核魚雷を発射せず、あのミサイルの意味は浮上を促す意味だ、と判断し、浮上しました。

 

こうして核戦争になることが回避されました。

副艦長の冷静な判断がなければ、核戦争が間違いなく始まっており、今の世界は全く別のものになっていてもおかしくありません。

 

★重要なポイント★

艦長の誤認を防いだのは核魚雷発射するまでに敷かれていた『承認プロセス』。

職位が上の艦長が判断したことまでも防ぐことができたこのソ連の承認プロセスがあったからこそ、艦長の『誤認という業務ミス』を防ぐことができている。

 

事例から学べること

上記のソ連の核魚雷発射を防いだのはちゃんとした承認プロセス、つまり『仕組み』があったおかげです。

ここでいう『仕組み』とは、決してシステムのことではありません!業務の順番や承認プロセスなども立派な『仕組み』です。

仕組みがちゃんと整っているからこそ、正しい判断が『組織』としてできる、というのがポイントです。

ミスが起こる原因を考える

普段の仕事に視点を変えてみます。

さまざまな業務でいろんなミスに直面することがあると思います。それは個人のミスもですが、部下やチームメンバのミスもあります。

そのミスが発生する理由を人の能力のせいにしがちですが、まず考えるべきはそこではないと思います。

能力が足りないからミスをするのではなく、ミスを防ぐことができる『仕組み(ルール)』がなかった、と考えるべきです。

そうすることで同じミスが発生したとしても防ぐことができます!ミスは発生する前提で考えるべきです。

 

そして、ミスを防ぐための仕組みは日々見直す必要があります

一度作ったルールだとしても、別のミスに対応できない場合があります。日々、仕組みを見直し、いろんなミスに直面するたびに仕組みを見直すことで、最強の仕組みができます。

これこそ、真似できないもの、を作り上げる礎になります。

まとめ:ミスを防ぐ仕組みを考えるのがリーダーの役目

リーダーに求められることは何か?もちろん、人やチームを引っ張るリーダーシップも重要な要素の一つです。

しかし、みんなが仕事をしやすいようにし、そしてミスを防ぐことができるようにするのもリーダーの重要な役目です。だからこそ、『仕組み』を考えることに時間を使ってみてはいいのではないでしょうか?

 

 

 

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