2019年からANAの国際線へ導入がはじまった新ビジネスクラス、通称『The Room』。
コロナ禍の影響もあり、導入されている路線はまだ限定的なものですが、ビジネスクラスとは思えない快適さとサービスを受けられます。
今回はコロナ禍の2022年2月に利用した、ニューヨーク(JFK)から東京(HND)の便でThe Roomをレビューしていきます。
▼▽JFK国際空港のラウンジレビューはこちら▽▼
- コンセプトは『まるで自宅でくつろいでいるような空間』
- 離陸前にすること
- 離陸後の楽しみは食事
- アメニティも揃っています
- 就寝タイムの過ごし方
- コロナ禍の国際線の特徴
- これぞ日本の航空会社!細かな気遣い!
- 非日常空間を楽しむ
コンセプトは『まるで自宅でくつろいでいるような空間』
The Roomのコンセプトは『まるで自宅でくつろいでいるような空間』です。
身の回りの設備
- 大きなモニター(24インチ)
- 出し入れ可能な仕切りで半個室空間
- フルフラットになる座席
- ちょっとした収納棚
などが備わっていて、確かに一人で快適に過ごせる最低限の設備は整っています。
真ん中の列だと仕切りをおろせば隣の席と繋がることもできます。夫婦や友達と利用する際は真ん中の席をおすすめします。
離陸前にウェルカムドリンクもいただきました。欲張って、シャンパンとオレンジジュース両方とも頂いてしまいました。
離陸前にすること
ビジネスクラス以上だとお願いすればパジャマを出していただけます。ただし、持ち帰りはNG。
私はいつも、離陸前に着替えます。
離陸後の楽しみは食事
個人的に、ビジネスクラスでの移動時の楽しみの一つに『食事』があります。
まずはアミューズを嗜む
まずはアミューズからいただきます。今回の内容は、
でした。
離陸後のメイン料理(和食編)
メイン料理は『和食』と『洋食』から選べます。私はいつも『和食』を選んでしまいます。
和食メニューの内容
全てが機内で食べてるとは思えないクオリティの高さです。出汁の旨味、肉厚な帆立、温かい御飯。特にCAさんからおすすめされた『炙りハマチ』は絶品でした。
しかも美味しい日本酒と一緒に味わうことができます。長期の海外だったので、久々の日本酒、これだけでいい感じに酔えます。
着陸前の2回目の食事(和食編)
長距離国際線の場合、ほとんどが離陸後の食事と、着陸前の食事の合計2回あると思います。JFL→HNDも2回あり、2回目も『和食』と『洋食』選べます。2回目も『和食を選択しました。
着陸前の和食メニューの内容
- 小鉢
- 青梗菜と干し海老のお浸し
- 主菜
- 鯖梅煮 ★CAさんおすすめの一品
- 白御飯
- 味噌汁、香の物
1回目の食事に続き、これまた機内で食べられるクオリティとしては十分すぎました。特に鯖梅煮は大きい梅干しが入っていて、久々に食べる梅干しに感動です。
いつでも食べられるもの
2回の食事以外にも、いつでも食べていいもの、というものがあります。私は今回、ニューヨーク・シカゴ路線限定のオリジナルカレーをいただきました。
他にもラーメン、スープ、デザート、おつまみなど種類が豊富です。
アメニティも揃っています
ビジネスクラスの場合、ポーチ(ピンク色のもの)をいただけます。その中には各種、機内で利用できるアメニティ類が揃えてあり、自分でわざわざ準備しなくてもいいようになっていました。
この配慮もありがたいです。
就寝タイムの過ごし方
The Roomの特徴は仕切りがあり半個室になり、そしてフルフラットになること、です。
しかもCAさんにお願いすれば、ベッドメイキングと称して、フルフラットにしていただき、マットレスも敷いてくれます。もちろん枕もあります。
至れり尽くせりですが、私はこれでもエコノミー症候群になってしまいます・・・
コロナ禍の国際線の特徴
仕事柄、コロナ禍という厳しい状況ですが、私は国際線に乗ることが多々あります。
大体、ビジネスクラスだと5~10名程度の乗客です。エコノミーでもかなり少ない状態です。
そんな航空会社としても厳しい状況ですが、コロナ禍になってより一層、CAさんと会話する機会が増えました。
私も今回のフライトの大体4割ぐらいはずっと話に付き合ってもらっていました。
美味しいコーヒー・紅茶とお菓子をいただきながら。10杯ぐらいはおかわりしたかもしれません、、、
CAさんとしても、もうコロナ禍のフライトに慣れてしまったので、元に戻せる自信がないとか、色々と深い話まで聞かせてもらいました!
これぞ日本の航空会社!細かな気遣い!
長い間アメリカにいたので、日本のおもてなしというものをすっかりと忘れていました。
トイレにこのように機内販売の案内をCAさん手書きで案内を出してくれている。販促行為の一環かもしれませんが、こういう心遣いは日本の航空会社ならではだな、と思います。
そして一番驚きだったのは、私のためにCAさんの間で流行っている、機内にあるものを使って作れるデザートを作ってくれて提供してくれたこと。
いろんなCAさんにアメリカのおすすめの情報を教えたら、お礼として準備してもらえました!
こうやってお金ではなく、誰かのために何かをする、ということは日本の航空会社でしか経験できない、日本のおもてなしだと思います。
しかも着陸後、アメリカからの入国者はホテルで3日間隔離だったため、ホテルで過ごす時に楽しめるちょっとしたお菓子の詰め合わせまでいただきました。
本当に日本の航空会社(今回はANA)はこういう配慮をしていただけて嬉しいです。
(感謝のあまり、置き手紙を書いてお礼までしてしまいました・・・)
非日常空間を楽しむ
今回私はANAのThe Roomで帰国しました。
もちろんお金は高いです(私はアップグレードポイントを使いました・・・)。
ですが、忘れられない経験にもなりますし、飛行機も旅の一部、ということを考えれば、一度はビジネスクラスで移動してみてもいいのではないでしょうか!?
それだけの価値は十分にあるかな、と思います。
私も次はぜひ目指せ、ファーストクラス!ということで日々仕事を頑張ります。
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